双葉社の新文芸誌「Leaf リーフ」が10月21日に創刊 544ページ・880円(税込)の創刊号に書店員からも感想

株式会社双葉社は、2026年10月21日(水)に新しい紙の文芸誌「Leaf リーフ」を創刊しました。毎号ひとつのテーマを掲げ、小説、エッセイ、コミックエッセイ、対談などをすべて読切で収録します。544ページの内容で、定価は880円(税込)です。この価格は、双葉社の創業80周年にちなんで設定されました。
創刊号のテーマは「街、あるいは何処かで」
創刊号には、実在の街や場所、あるいは架空の場を舞台にした物語が並びます。ジャンルはミステリー、ホラー、ノワール、ファンタジー、家族小説、青春小説、人情小説などさまざまです。全作品が読切なので、好きな作家の作品から読んでも、気になるジャンルから読んでも、その日の気分で選んでもかまいません。ひとつのテーマを入口に、まだ読んだことのない作家や思いがけない物語と出会えることも、本誌の楽しみのひとつとされています。
創刊号の執筆陣は次のとおりです。
- 小説:赤川次郎・朝井まかて・芦沢央・いしいしんじ・一穂ミチ・小田雅久仁・神永学・木爾チレン・佐藤究・澤村伊智・渋谷龍太(SUPER BEAVER)・染井為人・松下龍之介・宮島未奈(五十音順)
- エッセイ:伊坂幸太郎
- コミックエッセイ:小指
- 対談:藤野千夜×志村貴子(『団地のふたり』コミカライズ)
- 書評:大竹昭子・大森望・金承福
ブックデザインはアルビレオが担当しています。表紙と本文のイラストには、号ごとのテーマに合わせたイラストレーターを起用する方針で、創刊号はタカラカオリさんが手がけました。
ひと足先に読んだ書店員たちの声
刊行前に本誌を読んだ全国の書店員からも感想が寄せられ、その一部が発売にあわせて紹介されました。TSUTAYAサンリブ宗像店の渡部知華さんは、別ジャンルの作品が次々に現れる構成を「贅沢な一冊!」と評しました。小田雅久仁さんの異次元世界の物語や、渋谷龍太さんの『鳩』にも触れ、「今から第2号が待ち遠しい!」と期待を寄せています。須原屋コルソ店の岩谷妙華さんは、「久しぶりの伊坂幸太郎さんのエッセイ」を、思わずニヤつきながら楽しんだそうです。
紀伊國屋書店新宿本店の新井沙佑里さんは、ワンテーマのもとにジャンルも作風も異なる作家が集まっていることで、「『次は誰を読もう?』という新たな楽しみも生まれます」とコメントしました。同店の常世田海輝さんは「どの短編も読みごたえのある長さで、一冊での満足度が高い文芸誌!」と感想を寄せています。芳林堂書店高田馬場店の飯田和之さんは、赤川次郎さんの作品を「切れ味のある短編」と表現しました。三洋堂書店富田店の土井陽子さんは、「街」というテーマから「気軽なこころの一人旅をした気分です!」と振り返っています。いずれの感想も一部を抜粋したものです。
「小説推理」の土壌から芽吹いた新しい一葉
誌名には、社名に「葉」の字を持つ双葉社が、半世紀以上にわたり「小説推理」で培ってきた文芸の土壌から新たな物語の「葉」を芽吹かせたいという思いが込められています。その一葉が、いずれ読者の心の幹に育つようにという願いです。また「leaf」という単語には、名詞で「ページ」、動詞で「ページをめくる」という意味もあり、紙の文芸誌ならではのタイトルとして選ばれました。
1973年創刊の「小説推理」は、2025年9月号からウェブマガジンに移行しています。「Leaf リーフ」は、同編集部が長年積み重ねてきた編集の経験と、ウェブを通じて得た読者とのつながりを生かして生まれた紙の文芸誌です。2028年5月の双葉社創業80周年に向けたカウントダウン企画として、第1号(2026年10月刊)から第5号(2028年10月刊)までに、計80名の創作者が登場する予定です。次号は2027年4月刊の第2号で、テーマは「才能」です。
書誌情報
- 誌名:Leaf Autumn 2026
- 創刊号テーマ:街、あるいは何処かで
- 発売日:2026年10月21日(水)
- 定価:880円(税込)
- 判型:四六判並製(カバー無し・帯付き)
- ページ数:544ページ
- 刊行:4月・10月の年2回
- 発行:双葉社
- 電子版:紙版発売とほぼ同時に配信予定
出典:株式会社双葉社


